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【NCT DREAM】これほど特殊で笑えるアイドルいません、チョンロ大先生

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8年ほど前に筆者がKpopにどハマりした頃と今ではケーポップインダストリーも流石に変わりました。当時は純粋に韓国のアイドルたちの世界を楽しんでいたのですが、ここ数年はもっぱら斜めから眺めている筆者であります。時に物足りなさや疑問を覚えてしまう、そんな今日の韓国アイドル業界ですが、いろんな意味で笑えて楽しいアイドルが何人かいるのでシリーズ的に書き残していきたいと思います。

今回は第一弾ということで、気になるアイドルリスト不動の1位であるNCT DREAM チョンロについて書いていきます。これほどまでに特殊っぷりを発揮しているアイドルはいませんし、こんなに大爆笑できるアイドルなかなかいません。チョンロ大先生です。彼自身の溢れ出る魅力はもちろんですが、そんな彼がNCT DREAMのチームの雰囲気にもたらす影響がすごかったんですよね。

規格外、特殊っぷりはナンバーワン

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ここ4年で目覚ましい成長を遂げたので、いつのチョンロを載せればいいかよく分かりません。

基本情報

  • チョン・チョンロ(钟辰乐)
  • 2001年11月22日生まれ(チソンとともに末っ子ライン)
  • 中国・上海出身
  • 経歴:幼い頃は中国で歌の神童として歌手活動。ソロコンサート開催済み。実家が桁違いのお金持ちで有名。

あげればきりがないほど、笑えます彼。長くなりそうですがデビュー時から時系列で書いていきます。

この子誰?ざわついたデビュー当時

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前列、左から2番目の上海育ちの坊ちゃん

NCT DREAMはSM Rookiesとしてすでに公開されていた5人(マーク・へチャン・ジェミン・ジェノ・チソン)に中国出身のロンジュンとチョンロの2人が加わり、7人組として2016年8月にChewing Gumでデビューしました。

こっそりガム食べて先生に怒られる坊やたち的なミュージックビデオで全員短パン!! 膝小僧!!という感じで、ついにSMもショタ全開で売ってきたやら、まあ色々言われながらデビューしたDREAMであります。

 

当然、情報の少ないロンジュンとチョンロがこの子だれ?状態になるわけで、ロンジュンに関しては結局、「中国吉林省出身で朝鮮族だから韓国語が話せる」ぐらいしか情報が出てこなかったのですが、チョンロ大先生はもう中国天才キッズシンガー時代の動画やら実家がえげつない金持ちだという噂やら、富と貫禄を漂わせまくり幼少期の写真やらがざっくざっく出てきて、しかも韓国語も挨拶程度にしか喋れなかったので本当に君、何者?という感じでした。

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思えばよう目をかっぴらいてたなチョンロパイセン。そしてSMに消されたロンジュンの八重歯。

異質感マックスだった初期の大先生

2016年3月にSMエンターテイメントに入社、6月にMV撮影、8月にMV公開と韓国に入国してからたった5ヶ月で爆速デビューを果たしたチョンロであります。

(のちに本人が、SMから母親にキャスティングの電話があり、結局契約することになったという話をしていましたが、なぜにこれほどギリギリに合流しデビューまですることになったのか事務所側の事情が気になります。チョンロさん全くK-popに興味なかったですよね?)

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SMRookiesー弟組5人時代

まあChewing Gumから2枚目のMy First and Lastぐらいまでですかね、初期のチョンロ大先生けっこう浮いてました。

急には馴染めないというのも当然といえば当然な話で、なにせSMがアギ神起(赤ちゃん東方神起)として手塩をかけて育て、2015年にはSMTOWNのオープニングアクトを務めさせ、韓国のディズニーチャンネルにまで出演させたこの出来上がっている5人組に最後の最後に合流してきたので、Vliveで彼らの様子を見ていても、なにこいつ?と思っていそうな感じがどことなく漂っていた気がします。

チョンロさんはこの幼馴染5人がデビューするぞという時に現れた、ついこの間やってきた全く韓国語の話せない謎の中国人ですからね。デビュー当時は彼ら自身もとりあえずこの7人でやるっぽいという感じだったんじゃないかなーと勝手に推測します。

 

でもさすがチョンロが大先生たる理由ですわ。韓国語話せないなんて全く関係なし、物怖じせず周りが若干引くぐらいグイグイ画面の前方に出てくるわ、vlive生放送の企画の途中にトイレ行っちゃうわ、ザクザク出てくる爆笑過去エピソードなど含めて規格外でしたね。あと韓国語が全く話せなかったので、とりあえず事あるごとにoh my god!と叫んでましたね、しつこいくらいに。当時それしか使える感嘆詞がなかったんでね。

韓国の芸能界/事務所のルールを心得ている子供だけど大人な5人にとってはあの図太さ(度胸)とマイペースっぷりは理解しがたい部分もあったのではないでしょうか笑。

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いろいろとぶっ飛んでいて只者でないチョンロですが、どこか憎めない感じで、2,3 曲目あたりから、だんだんと"ああチョンロはチョンロとして受け入れないといけないな"という雰囲気になっていったように感じました。

まあ甲高い声でキーキーピーピーあっはっは笑ってましたわ大先生。韓国語を話せなかったのにも関わらず、初期から完全に彼がドリームのバラエティー的面白さを引っ張っていましたしね。他のメンバーがまだおとなしめに出方を伺っていたひよっ子時代にも、彼だけは通常運転してました。チョンロがいて助かったバラエティーシーンがいくつあったか…。

 

チョンロの面白さはいつでも、「やばい笑うさすがチョンロ天才こりゃ大物だわ」でありまして、この感じわりますかね?いや〜最高です。どの国に行っても自分らしくやっていける子だと思います。

とにかくポテンシャルが半端ない、あっという間に爆イケに

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 もうみんなびっくり、あっという間に(爆)イケに成長しました。顔つきも青年へと本当に絶妙にいい感じに変わり、身長もぐんぐん伸びてもうなんというかすごいなチョンロという感じです。ビジュアル面だけではなくダンスも韓国語もめきめき成長し、いつの間にそこまでできるようになったん?としっかり笑わせてくれます。We Young(2017)→ Go(2018)→ Boom (2019)の順でチッケムを見ていくとなんと形容すればいいのやらもうとりあえず、チョンロよぉぉぉーーという感じでしかないです彼。デビュー当時からただならぬポテンシャルと天が味方している感といいますか、強運の持ち主感がすごかったのですが、表には出していないだけでしっかり練習したのでしょう。生まれ持ったセンスと運だけではこうはならないはずです。

 

チョンロ大先生はカムバックするたびに期待を裏切らないというか、もういろいろな感情を飛びこえて笑えてくるんですよね。こんな爆笑できるアイドルそうはいないでしょう。チョンロに目をつけてしっかりと韓国に引っ張ってきたSMのスカウトマンにどでかい賞を差し上げたいです。まあなぜこんなにも全てが上手く成長したのでしょうか。不思議ですよね。あのチソンくんとベストフレンドになったのも大きいのでしょうか。

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ずっと同じグループでいてほしいよ。この2人は。

素晴らしいステージ感覚、NCT DREAMへの影響

身の上話からチョンロ先生のステージ事情に話を進めますと、やはり爆速デビューを果たした当時から先生はセンスがあって本当に笑えます。最初の2-3年はカムバックの度にめきめき上達していくのが顕著で、”え、またチョンロ成長してるやん”としっかり楽しませてくれました。同じNCT DREAMのチソンくんはこのポイント置き・出力調整の達人だと思っているので、やはりここでもベストフレンドからの影響が大きいのでしょうか。チョンロに限らずNCT DREAMはグループ全体としても、常にステージ上の表現が適切な幅にはまっていると筆者は感じていて、やっぱドリームちゃんたちええよな〜上手やな〜と思っています。

 

NCT DREAM:1,2,3 (やはりチソン君はパフォーマンスの中核ですね)


Super Juniorカバー:みんな表現が上手だなーと。

兎にも角にも、チューインガム時代からSMで何年も練習を積んだ幼馴染5人組の中で遜色ないほど堂々として表情もよくやっていましたし、君は練習期間5ヶ月でなぜここまできるのかな?歌割りも結構いいところもらってるじゃないすか先生!と異常なポテンシャルを見せつけられて、その底知れなさに盛大に笑えたんですよ。

繰り返しますが、チョンロの面白さはいつだって「やばい笑うさすがチョンロ天才こりゃ大物だわ」であります。本当に不思議なのと特殊なのとで気になって仕方がありませんでしたね。

 

NCT DREAM:Chewing Gum(中国アクセントがまだ強く残っていたこの頃が懐かしい)


NCT DREAM - Chewing Gum [Music Bank / 2016.09.23]

 それと、チョンロ大先生はやはりあの歌声がいいですよね。高音でも澄んでいて伸びやかでサラサラボイスであります。音程にひねりのあるパートを任されがちで、少ない分量でもしっかりチョンロ色に染めきって印象を残してくるのもツボです。ハードな踊りの直後でもかなりの声量がマイクに入って音程も外しませんし、安定感があります。安心のチョンロです。小さい頃から歌手活動しているのでさすがに上手です。

後から合流したあの中国人2人が共にDREAMの歌を引っ張っているあの感じも良いですよね。あの幼馴染5人だけだと立派なボーカルはへチャン1人なのでね。ロンジュンもチョンロも常に安定していて感心しっぱなしです。そしてどうでもいいですが、GO の“くげにそんてぎみょ〜ん きょるぐぁ〜どに-が  ちぇ-ぎむじょやじ”の部分(伝わります?)、あそこのチョンロの表情と歌声は本当に素晴らしくてお気に入りです。

  

そして、チョンロとロンジュンが幼馴染5人組に加わったことはグループの持つ雰囲気にも多大な影響があったと思われます。というのも、2001 年生まれのチョンロ先生加入で圧倒的に「年下組優勢」の雰囲気が醸成されたのではないかなと。

 

NCT 127のステージの必死さ責任を背負った雰囲気に対して、ドリームはなんというか肩の力が抜けていて楽しく活動している印象がありますが、筆者はやはり『圧倒的なダンスの実力と舞台センスを持つチソン』と『常にニコニコわっはっは穏やかさんで余裕のあるチョンロ』の存在が非常に大きいと思います。弟組と127兄さんたちとは置かれている状況が違うのもあると思いますが、この2人がいるとドリームの優しい和やかな雰囲気が加速する感じです。そしてニコイチ感の強いジェノジェミンだけでは甘すぎて胸焼けしてしまいそうなところにロンジュン僧侶がいると、絶妙な感じでスカッとさせてくれるのでこちらの加入も本当に素晴らしいです。彼はわかりやすく目立っていないですが間違いなく宝です。

結局何がいいたいかというと、今振り返ればこのチョンロとロンジュンの加入はとんでもない大型補強だったということです。

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ザ・ドリームな一枚

さいごに

身の上がこんなに特殊なアイドルいません。そして期待を裏切りません。ひよっこ新人アイドルであり、当時16,7歳の高校生がアップルウォッチを見につけ、メンバー誕生日にはそのアップルウォッチをプレゼントと配りまわり、想像を優に超える特殊っぷりを発揮。チョンロ先生はいつだって期待を裏切りません。あの実家の車も、NCTメンバーと宿所生活せず韓国に家を買ってお母さんと一緒に暮らしているのも非常にチョンロらしいです。

 

中国育ちのアイデンティティを消すこともなく常に穏やかにマイペース。変にKPOP界に染まらず、チョンロはチョンロなままでいるのがやっぱりさすがなんですよね。大物です。そんな彼の最愛のアイドルがNCT 127だというのがまた笑えますし、初期の頃から日本のステージのMCでの「こんにちはーチョンロでーす」がめちゃめちゃネイティブなのも爆笑でした。もう彼から出てくる全てが気持ちよく笑えます。(彼の特殊っぷりに多いに笑わしてもらっている一方で、おそらくドリームの中で一番の常識人はチョンロだと思います。アイドルでなくても普通に難なく社会生活できるのでは。)

 

書き出したらかなりの長さになってしまいましたが、これからもチョンロが健やかに楽しく活動を続けてくれることを願っています。では。

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以前、BTSジミン先輩ってチョンロに似てない?と思っていたことがありました。今は筆者も全く共通点を見いだせないという。